焼き菓子と小さなカフェtutui

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コーヒーの美味しい話①

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『コーヒーの美味しい話 ①

はじめてこのコラムを読む方ははじめまして、神藤啓介です。啓榕社という名称で活動しています。コーヒー豆を焙煎したり、その豆を持ってイベントに出店したり、コーヒーラボというコーヒーの話をする会の主催が、主な収入源です。

コーヒーラボでは、僕はあまりコーヒーの知識や歴史の話をしません。なぜなら、知らないからです(笑)では、何をやっているのか。ラボ(実験室)という名の通り、多種多様なコーヒーをいろんな抽出方法で試してみては、集まった人のそれぞれの好みを探っています。あなたは自分の好みのコーヒーを知っていますか?それは、本当に自分の好みでしょうか。

日本が独自に育んできたコーヒー文化は、ちょっと小難しいイメージが張り付いています。僕がラボでまずやることは、その先入観を取り外してみることです。すると色んなことが見えてくる。
たとえば、コーヒーを淹れるには専門の道具があります。それも一つじゃありません。サイフォンだったりドリップだったり。ドリップなら、ネル(フランネルシャツの、ネル。要するに綿のこと。)にするかペーパーか、その形は台形がいいか円錐がいいか。プレス式もエスプレッソマシーンもある。お湯を注ぐポットは?注ぐお湯の温度は?とにかく、そんな風にしてああでもないこうでもない、と試していくわけです。
そんなことをするうちに、僕は面白いことに気づきました。最低限、コーヒーを淹れるために必要な道具は何か?今回は大サービスで(笑)言っちゃいます。それは豆を挽く道具、コーヒーミルです。

皆さんは、普段家でお茶を淹れますよね。そのとき多くの人が急須を使うと思います。急須に茶葉を入れて、お湯を注いでちょっと待って、湯呑みに注ぐ。コーヒーも、これとまったく同じ方法でいれることができます。浸漬(しんし)式と呼ばれる方法です。
ただ、その急須に入れてしっかり味を抽出するためには豆を挽く必要があります。そして、豆を挽くのは飲む直前がいい。だからミルだけあれば、もうほとんど完璧です。(実はコーヒー豆を袋に入れて、トンカチで叩いたり、すりこぎで砕いてみたこともありますが、余りに時間がかかるのと挽きムラが多かったので、あんまりお勧めしません。でも、こうすればミルさえ必要なくなっちゃうわけ)。家でコーヒーを楽しむためのミルなら、とにかく自分が気に入る形のものを選ぶのがコツです。
本当にそれだけでほとんど完璧なのか?完璧です。なぜなら、コーヒーを美味しく味わう秘訣に「自分で淹れること」があるからです。次回に続く...  』

写真著作者:kirity